イベントインフォメーション

2015年 石炭灰有効利用シンポジウム 報告

1.はじめに

 石炭灰は発電用ボイラー等での石炭利用に伴い不可避的に発生するもので、石炭灰の有効利用は、石炭の円滑な利用を進める上で、前提条件となる重要な事項であります。そして、近年その必要性が指摘されている循環型社会の形成にも大きく資するものです。石炭灰有効利用シンポジウムは、この目的に近づくために、JCOALが主催となり、2年毎に開催しているもので、この名称になってから、今回が7回目となる。本年も11月12日に、経済産業省資源エネルギー庁のご後援をいだだき、千代田区北の丸にある科学技術館サイエンスホールで開催致しました。

2.開催概要

事前申込者数240名(電力関係70名、建設関係40名、セメント・コンクリート関係38名ほか)講師パネラー10名が集い盛大に開催致しました。寺前担当部長の司会で、塚本JCOAL理事長の開会挨拶の後、中垣JCOAL特別顧問、覚道石炭課長による御挨拶の後、3つのセッションが開催され、最後に橋口JCOAL専務理事の閉会挨拶で締めくくられました。セッション1は日韓尼国の専門家による基調・招聘講演、セッションIIは各分野のパネラーからの概容解説の後の議論をするワークショップとガス化スラグ及びデータベース説明、セッションIIIは関連製品の展示です。また、土木学会継続教育(CPD)プログラムとして認定されました。

「石炭利用と無機成分」
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写真1 二宮先生の講演
 
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写真2 パネルディスカッションの様子

3.石炭灰展示会

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写真3 展示会の設置状況

 今回の新しい試みとして、サイエンスホールロビーを用いた一連の展示が行いました。世界各地の石炭から、石炭灰の発生する仕組み、各種スラグ、各種利用製品の実物・模型・パンフレットを展示しました。
 釧路太平洋炭や灰原料消臭剤が配布され、電力中央研究所から「セメントを使わない石炭灰コンクリート」「石炭灰硬化体」の興味深い模型が展示され、盛況な状況となりました。

4.おわりに

平日の日中であったため、数名の学生さんを除いて、参加者は全て社会人で灰の専門家という特殊なシンポジウムでありましたが、多くの参加者を得ることができ、石炭灰に対する関心の高さが伺えました。関係各位のご協力に感謝すると共に、今後もこのような取り組みが継続していければと考えております。


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