ミッション

石炭利用におけるカーボンニュートラルの実現を目指して

2050年カーボンニュートラル（温室効果ガス排出量実質ゼロ）の実現に向けて、発電分野のほか、製鉄、セメント、化学等といった各種産業分野でも、二酸化炭素（以下「CO2」）排出削減に向けた技術開発への取組が欠かせません。

石炭火力発電の分野においては、高効率石炭火力の導入を図るとともに、既存プラントが混焼設備の役割を担うことが重要であり、バイオマス/アンモニア燃料の積極的導入の促進が求められます。この過程で排出された石炭・バイオマス由来のCO2は、適切なCCUS（CO2回収・有効利用・貯留）と組合せることで、2050年にはカーボンニュートラルな火力発電を実現することができます。

一般産業における製造プロセスにおいても、燃料及び原料としての石炭利用が、引き続き重要な役割を担い、社会の基盤を支える様々な資材の安定供給や、資源・廃棄物の循環利用社会の形成を図っています。適切なCCUSとの組合せによって、CO2排出分をオフセットすることで、2050年には各業界の目指すカーボンニュートラルを支援してまいります。

当機構は、カーボンニュートラル実現に向け、経済性やエネルギーセキュリティーの観点を考慮しながら、国・会員企業と一体となり、より優位な達成手段を用いてカーボンニュートラルの実現を目指してまいります。

出典）温室効果ガスインベントリオフィス／全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト