再エネリンクに向けた取組

CCSとは

石炭火力発電では多くの石炭を燃焼させることにより大量の燃焼ガスが排出されるが、この排出ガスの中にはCO2が含まれており、地球温暖化の原因の1つと考えられている。そこで排ガスからCO2を選択的に分離してそれを地中深くに貯留・隔離することにより、大気中にCO2が放出されるのを抑制する技術をCCSと呼んでおり、今後の温暖化防止の切り札の1つと見られている。CCSを行う場合には発電システムも高い効率とする事が全体として経済的になるために、高効率石炭火力との組み合わせが必須となる。

本CCSが実用化されれば、地球温暖化対策の重要な選択肢の一つとなり得るとされ、経済産業省は、重点技術の1つとしてCCSの実用化に向けた技術開発を推進している。

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CCSの概要(地中貯留の例)(出典) CCS2020 経済産業省