水密性
- コンクリートの水密性とは、コンクリート中の透水性や物質の拡散性のことです。
- コンクリートの代表的な劣化現象である塩害は、外環境から供給される塩化物イオンが、コンクリート表面から内部に浸透・拡散し、塩化物イオンの作用によってコンクリート内部鉄筋が腐食することで生じます。
- したがって、内部への塩化物イオンの浸透・拡散を抑制できるコンクリートほど、簡単に言えば水密性が高いコンクリートほど、塩害が発生しにくく耐久性の高いコンクリートと言えます。
関連:フライアッシュの水密性向上効果
- フライアッシュを混和したコンクリートでは、フライアッシュのポゾラン反応の進行に伴い、コンクリートの硬化体組織が緻密化することから、水密性が向上します。
(出典:日本フライアッシュ協会ホームページ)