ポゾラン反応

ポゾラン反応
セメントの水和により生成したCa(OH)2とフライアッシュ中のSiO2Al2O3がゆっくりと反応し安定な水和物を生成

Ⅰ.練り混ぜ後
高アルカリ雰囲気でSiO2、Al2O3が細孔溶液中に溶出。

練り混ぜ後の分子イメージ図

Ⅱ.初期(材齢28日以降)
溶液中のCa2+とSiO44-、AlO2-によりカルシウムシリケート(アルミノ)水和物がフライアッシュ表面に生成し、ポゾラン反応層を形成。

初期(材齢28日以降)の分子イメージ図

Ⅲ.長期
ポゾラン反応層を広く形成し、細孔を充填する形でポゾラン反応が生成する。
ポゾラン反応生成物とセメント水和物は堅固に結合し、一体化している。

長期経過後の分子イメージ図

ポゾラン反応式の1例
Ca(OH)2+[ SiO2 ,Al2O3]
→ nCaO・SiO2・H2O(ケイ酸カルシウム水和物)
3CaO・Al2O3・6H2O(アルミン酸カルシウム水和物)

(ご提供:北陸電力㈱)