CCUSに係る取組
CCUS/カーボンリサイクル
CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)は、分離・貯留したCO2を炭素資源として活用するものです。
CCUSにおけるCO2の利用となるCCU(CO2分離・回収・利用)/CR(カーボンリサイクル)では、CO2資源のリサイクルにより、大気中へのCO2排出の削減に貢献するものとして注目されています。カーボンリサイクルでは、化学品、燃料、鉱物等、色々な分野での利用技術の研究・開発・普及が進められています。
実用化が進むカーボンリサイクルの事例をご紹介します。すでに社会の中で商品化され、流通している製品もあります。
1.CO2吸収型コンクリート
コンクリートの混和材にCO2を吸収する材料を使うとともに、セメント使用量を減らして製造時のCO2排出量も削減するもの。舗装ブロック、フェンス基礎ブロックなど製品化も実現済。
2.ポリカーボネート
パソコンの外装、DVDなどに広く利用されている材料。ポリカーボネートを、アルコール、CO2、フェノールを原料として開発・実用化。
3.ポリエチレン
排ガス中のCO2を再利用した化粧品用ポリエチレン容器が開発され、化粧品容器などへの使用拡大に期待。