石炭について学ぶ

環境を考えた利用法

石炭を燃やした後に出る排ガスを処理したり、燃やす方法を工夫することによって、粉塵や硫黄酸化物、窒素酸化物を取り除く、エミッション低減への技術開発が進められています。


排煙処理設備としては、主に電気集塵器、脱硝装置、脱硫装置があります。

電気集塵器

高圧の電気を流した2つの電極の間に、排ガスを通すと、煤塵は(―)の電気を帯びて(+)側の電極に吸い寄せられます。電極に吸着し堆積した煤塵を、周期的な槌打によって集塵器の下部に落として取り除きます。この原理は、摩擦によって静電気を帯びた下敷などに紙やゴミが付着するのと同じものです。

排煙脱硝装置

窒素酸化物を含んだ排ガスにアンモニアを加えて、金属系の触媒(化学反応を起こさせる物質)の中を通します。排ガス中の窒素酸化物は、触媒の働きで化学反応を起こし、窒素と水に分解します。

排煙脱硫装置

石灰石を粉状にして水との混合液(石灰石スラリー)を作り、これを排気ガスに噴霧すると、排ガス中の硫黄酸化物と石灰が反応して亜硫酸カルシウムになります。この亜硫酸カルシウムを、さらに酸素と反応させて、石こうとして取り出します。


石炭灰発生量(2002年度)

石炭を燃やした時に発生する灰は、セメント原料などに有効利用されています。


【左】横浜ランドマークタワー(フライアッシュを含んだコンクリート使用)

石炭灰の主な有効利用分野

  • ●セメント原料
  • ●土木用充填材
  • ●建設ボード
  • ●肥料・土壌改良材

石炭灰はセメント原料として、貯水ダムなどにも有効利用されています。



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