石炭について学ぶ

石炭を有効に活用するために

石炭ガス化技術は、多様な原燃料としての石炭の利用可能性を広げる技術です。ガス化により得られる合成ガスは、発電燃料のみならず、化学原料やDMEやGTLといった液体燃料、更には燃料電池用の燃料としても利用できます。このため、例えば、電力と化学原料等を併産し、石炭ガス化を核として総合的なエネルギー利用効率の向上を実現するコプロダクションシステムを形成することが可能になります。また、まとまった量の確保が困難で、プラント規模の拡大によるコストの低減を図ることが難しいバイオマスや廃棄物等も、石炭と共利用することで資源の有効利用が可能となり、CO2の排出削減を図ると共に循環型社会の形成に資することとなります。

石炭ガス化複合発電(IGCC)


IGCCプラント概念図
(㈱クリーンコールパワー研究所)

微粉の石炭を空気や酸素と反応させガスを発生させます。ガスは不純物が取り除かれ、きれいな燃料として高効率な発電システムに利用されます。


石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)


IGFCパイロットプラント
(150トン/日・電源開発㈱若松総合事務所)

石炭ガス化複合発電(IGCC)と同様に石炭をガス化し発電するシステムですが、燃料のもつ化学エネルギーを利用したさらに高効率なシステムです。


石炭を高温高圧水(650℃、100気圧)で、生成するCO2を生石灰の吸収剤で吸収しながら反応させることにより、極めて大量の水素を効率よく生産し、CO2を容易に分離回収することが可能な技術です。



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